設立趣旨
トラック輸送は、国内物流の基幹的役割を果たしており、
我が国の形成と国民生活に不可欠な存在です。
また、災害時には緊急支援物資の輸送を担い、
被災者の方々の「ライフライン」としての役割を果たします。
そこで、安心で安全な輸送サービスの安定的な供給が最も重要な課題となっています。
この課題達成のため、トラック運送事業者には、経営理念の下で、
関係法令の遵守とともに、「運輸安全マネジメント」の導入が義務付けられています。
さらに、最前線で安全管理を担う運行管理者および整備管理者には、
法令理解と遵守はもとより、ドライバーの教育・指導にも
一定の知識や対応が求められ、重要な役割が課せられています。
一方では、運行管理者および整備管理者の遵守事項や業務は多岐に渡り、
その根拠となる貨物自動車運送事業輸送安全規則等の関係法令の理解も容易ではありません。
このような状況を踏まえ、運行管理者および整備管理者の教育指導の
支援、運輸安全マネジメントへの対応サポート等を通じ、運輸業界全体の
安全に対するレベルアップに寄与することを目的に本センターは設立されました。
また、講師およびコンサルタント等のスタッフ陣には経験豊かな行政・業界OBを起用し、
高齢者の活用はもとより、貴重な知識・経験等に関しても、業界内での継承を行なっていきます。